Windows7を使っていて、アプリケーションソフト(プログラム)の
タイトルバーのところに「応答なし」と表示されて、いつまで待っても、
パソコンが固まったままで、どうすることもできない場合があります。
例えば、Word(ワード)やExcel(エクセル)などのアプリケーションソフトを
立ち上げたら、固まったままで、いつまで経っても何も変化しない状態みたいな。
これはいわゆる、「フリーズ」と呼ばれている現象です。フリーズとは、
簡単に説明すると、いつまで待ってもパソコンが反応しない状態のことを言います。
今回は、Windows7(ウインドウズ7)で、フリーズしてしまった(固まってしまった)
プログラム(アプリケーションソフト)を強制終了させる方法を説明します。
【プログラム(アプリケーション)がフリーズする主な原因】
フリーズしているプログラムを強制的に終了させる方法を説明する前に、
まず、プログラム(アプリケーションソフト)がフリーズしてしまう主な原因を
説明します。パソコン(WindowsのOS)は、一度にたくさんのプログラムを裏で
並行して動かしています。これがいわゆる、「マルチタスク処理」と
言われるものです。このため、プログラム(アプリケーションソフト)を
一度にいくつも立ち上げたり、処理が重いプログラム(アプリケーションソフト)を
立ち上げると、パソコンの処理が追いつかず、フリーズしてしまうという訳です。
パソコンのスペックが低い場合など、複数のアプリケーションソフトを
同時に立ち上げると処理が追いつかず、フリーズしたり、動作が重くなる場合が
多いです。また、一度にたくさんのアプリケーションソフトを立ち上げていなくても、
スペックが低いパソコンで処理の重いアプリケーションを実行させたり、
相性の悪いアプリケーションソフトを立ち上げた場合にもパソコンが
フリーズしてしまうことがあります。例えば、アプリケーションAのソフトと、
アプリケーションBのソフトを同時に起動させると、それぞれのプログラムの
相性が悪いために必ずフリーズしてしまう場合などがあります。
フリーズしてしまう主な原因をまとめると、
- 同時に複数のアプリケーションを立ち上げている。
- 処理の重いアプリケーションを立ち上げている。
- アプリケーションソフトの相性が悪い。
【「応答なし」と表示されてフリーズした場合の対処方法】
それでは、アプリケーションソフトが「応答なし」と表示されて
フリーズしまった場合(固まった場合)の対処方法を説明します。
まず、パソコンがフリーズしてしまったら、数分間待ってみましょう。
数分待ってみても反応がない場合は、タスクマネージャーを立ち上げ、
固まっているプログラムを強制終了させましょう。
ここで注意しなくてはいけないのは、プログラムを強制終了させると、
作業中のデータが失われる可能性があることです。
しかし、プログラムが固まったままでそこから先に進まないため、
プログラムを強制終了させるしか選択肢がないので、
作業中のデータが失われてしまっても、それは仕方がないことと
あきらめるしかありません。以下、タスクマネージャーを起動させて
プログラムを強制終了させる手順です。
■ 「応答なし」と表示されているプログラムを強制終了させる手順
1.まず、タスクマネージャーを起動させる。
※ 関連ページ:Windows7でタスクマネージャーを起動させる方法
↓
2.「Windows タスク マネージャー」のウインドウが表示されるので、
「アプリケーション」と書かれているタブをクリックする。
↓
3.すると、現在、起動中のプログラムの一覧が表示されるので、
「応答なし」と表示されているプログラムをマウスで選択し、
「タスクの終了」と書かれているところをクリックする。
↓
4.選択したプログラムが強制終了します。
【もし、タスクマネージャーさえも起動できなかったら…】
パソコンがフリーズしてしまったときに、タスクマネージャーさえも
起動できない、起動しない場合があります。この場合も、いくつかの
対処方法があります。前述していますが、起動中のプログラムを
強制終了させるため、作業中のデータが失われる可能性があります。
しかし、プログラムが固まったままでそこから先に進まないため、
プログラムを強制終了させるしか選択肢がないので、作業中のデータが
失われてしまっても、それは仕方がないこととあきらめるしかありません。
以下、タスクマネージャーさえも起動しない場合の対処方法。
[タスクマネージャーが起動しない場合の対処方法その1]
デスクトップの左下ににあるWindowsマークボタンを押し、
スタートメニューに表示されている「シャットダウン」と書かれているところの
横にある三角マークをクリックし、「再起動」を選択。パソコンを再起動させる。
[タスクマネージャーが起動しない場合の対処方法その2]
Ctrlキー+Altキー+Delキーを同時に押し、
青いメニュー画面に切り替わったら、画面右下の方にある、
赤いボタンの横にある三角マークをクリックして、
「再起動」を選択し、パソコンを再起動させる。
[タスクマネージャーが起動しない場合の対処方法その3]
パソコン本体の電源ボタンを長押して、パソコンの電源を強制的に落とす。
パソコン本体の電源ボタンを長押しして電源を落とすのは、
通常は行わない方法なので、対処方法その1と対処方法その2が
駄目だった場合の最終手段として行ってください。